キャンプ初心者必見!元自衛官が初めてキャンプをする方向けのキャンプの1日の流れを徹底解説!~設営編~

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JIEI CAMP

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陸上自衛隊で約10年間勤務したのち転職。YOUTUBEでたまたま流れてきたバイク×キャンプの動画に感銘を受けキャンプを始める。自衛隊で得た知識と経験をもとに相棒のクロスカブと一緒にキャンプを楽しむ日々を送っている

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道具も一通り揃えたし、行きたいキャンプ場も見つかった。日程も決まったしあとは

行くだけ。。。

キャンプ行ってなにしよう!?

初めてキャンプに行くときは、必ず通る悩みではないでしょうか。

私も初めてキャンプに行った時はやりたいことをたくさん考えて期待を胸に出かけました。

結果は大失敗でした。

初めてキャンプを経験するあなたは、どのように1日を過ごしたらいいのか

想像もつかないことでしょう。

この記事でそんなあなたへ向けて、「王道のキャンプ」と言われる代表的なキャンプの1日の流れを解説します。

1:王道キャンプ「準備編」

2:王道キャンプ「設営編」

3:王道キャンプ「夜の過ごし方編」

4:キャンプのマナー

この記事を読めばあなたもベテランキャンパーの仲間入り!?

今回は、

2:王道キャンプ「設営編」

を特集します!

2:王道キャンプ「設営編」

キャンプ場に到着してまず最初にやること、それは「設営」です。

テントを立てて荷物を運び込んだら完了というわけではありません。

確かに、キャンプ動画を見ていると設営は一瞬で終わってしまうことが多いです。

キャンプ場に行っても、周りのキャンパーはサイトに到着するなりすぐに設営を

始めています。

しかしそこには、設営のコツや長年の勘で無意識にテントを立てる場所を選んだりしています。

この記事では先輩キャンパーたちが無意識に行っているキャンプサイトの適切な選び方と設営のコツを解説します。

この記事では、区画整備がされたキャンプ場ではなく、区画が決まっていないフリーサイトのキャンプ場という前提でお話します。

1・テントを張る場所の選び方

テントを張る場所を選ぶ段階で、そのキャンプの快適度が決まるほど重要です。

せっかくのキャンプを台無しにしないためにも、

しっかりと場所選びのコツを学びましょう。

テントを張る場所の選び方

・地面が傾いていないか

・周りに比べて地面が低くないか

・地面にペグがささるか

・隣のテントとの距離、向きがしっかりと確保できるか

・車が通る道の近くではないか

・キャンプ場の施設(炊事場、トイレ等)

・地面が傾いていないか

地面が傾いていると、キャンプを快適に過ごすことはできません。

地面が水平なことを真っ先に確認しましょう。

地面が傾いていると、

机を置いたときに物が転がる

焚火や調理の際に倒れる危険がある

椅子に座っても不安定

寝た時に違和感がある

などの問題が発生します。

特に、火気を取り扱う道具に関しては注意書きにもあるように

必ず水平を確認してから使用しましょう。

もし使用中に倒れてしまった場合、最悪大火事になってしまいます。

しかし、キャンプ場の特性や混雑具合では傾いている場所しかない時もあります。

そのような場合は、テントに寝た時に頭が高いほうに来るようにテントを立てましょう。

頭が低いほうにしてしまうと、寝た時に頭に血が上ってしまい

快適に眠ることができなくなるので注意しましょう。

傾いた地面で焚火台を使うときは、焚火台より低い場所には座らないようにしましょう。

焚火台は、置いたときは安定しているように見えても、鍋を置いたり調理をしたりと

触る機会が非常に多いです。

そんな時に少しでも傾いてると重心が高くなった焚火台は簡単に倒れてしまいます。

もし倒れてきたときに焚火台の上で燃え盛っている炎を

全身に浴びてしまうことでしょう。

事故を未然に防ぐためにも地面の傾きは最初に確認を行いましょう。

・周りに比べて地面が低くないか

キャンプ中に雨が降る予報が出ているときは特に注意が必要です。

地面を見た時に、周りに比べて低い時や水が流れている跡がある場所に

設営することは避けましょう。

周りから比べて地面が低い場所には雨が降った時に水が溜まります。

あとは言わなくてもわかりますね?

寝ている間に雨が降った場合、突然の冷たさに目を覚ますことでしょう。

電気をつけたあなたの目の前に広がるのは、水に沈む自分の体と寝袋、水に浮いてる

キャンプ道具達です。

急いで片付けたとしても、びしょびしょの状態ではキャンプを続けることはできません。

あなたは夜中に家へとむけて帰ることになるでしょう。

このような悲しい事故を防ぐためにも、周りに比べて

地面が低い場所でテントを立てるのはやめましょう。

そして、周りの地面よりも高い場所を避けたつもりでも、

そこが水の通り道になっているときもあります。

水が流れた跡のある場所や、地面に筋がある場所は水が流れる可能性があるので避けましょう。

水が流れた跡がない時でも、すぐ隣が低い場所や傾斜している地面がある場所も、

水の通り道になる可能性があるので注意しましょう。

周りにそのような跡や傾きがわかりにくい芝生のサイトであれば、地面を触ってみましょう。地面が周りよりやわらかい場所や湿っている場所は注意が必要です。

水が流れたり溜まったりする場所になるかもしれないので注意しましょう。

・地面にペグがささるか

テントを張る場所を探すときには、ペグを1本持っておくと便利です。

テントを張りたい理想の場所を見つけたら、地面にペグをさしてみましょう。

ペグが刺さる場所であればそのままテントを立ててOKです。

ペグをささずに自立するタイプのテントをお持ちの場合、

ペグの必要性に疑問を持つかもしれません。

自立するタイプのテントの場合は、確かにペグを打たなくても問題なく使うことはできます。

しかしペグにはテントを立てる以外にも、風などに対して

テントを固定するという目的もあります。

キャンプ場は山間部にあることも多いため、突風が吹くこともあります。

ペグで地面に固定していないと、仮に荷物をテントの中に入れていたとしても

簡単に飛ばされてしまいます。

テントは軽く表面積も大きいので、さながら大きな帆船です。

風を受けたら簡単に飛ばされてしまいます。

テントが飛ばされるだけならまだいいのですが、それが隣のサイトへ飛んで行ってしまったら

周りに迷惑をかけてしまいます。

加えて、そのテントがもし焚火に飛んで行ったら、、、

結果は悲惨です。

自分のためにも、周りのためにも、しっかりとテントはペグで固定しましょう。

しかし、テントに付属されているペグは強度が低いので地面に刺さらないこともあります。

そのようなキャンプ場に行く際は、鋳造ペグなどの強度の高いものを使用しましょう。

それか、周りに落ちている大きな石や2Lのペットボトルにロープを結びつけるという

方法もありますが、その方法は別記事で紹介します。

・隣のテントとの距離、向きがしっかりと確保できるか

地面の傾きOK、周りの高さもOK、ペグもOKとなれば、そこにテントを立てることができます。

自分のテントを立てる場所が確定したら、次に気にするのは自分の周りのキャンパーです。

基本的な設営スタイルは、自分のテントの正面にタープや椅子、

テーブル、焚火台などを設置していきます。

その時に気を付けるべきポイントは、周囲のテントと入口が向き合わないようにすることです

周囲のテントと入口が向き合うと、自然と生活スペースすべてが丸見えになってしまいます。

仲間でキャンプに来ているときはいいですが、

知らない人であれば気持ちのいいものではありません。

キャンプは自然を楽しむものですが、キャンプサイトのプライバシーは

ある程度は確保したいものです。

ほかのキャンパーの使っている道具が気になったりして話しかけたりするのは

OKな方が多いですが、四六時中見られているとリラックスするどころか

ストレスを感じてしまいます。

また、夜になって眠るとき、相手のランタンの光が入り込んでくると

なかなか寝付けなくなったりします。

キャンプ場には消灯時間などは決まっていませんが、周りの人が寝る準備をしたり寝ているのがわかったら、明かりを暗くしたり声を小さくするなどの配慮も忘れないようにしましょう。

テントの向きを調整することで、ある程度のプライバシーを確保することができます。

そして、キャンプシーズンになるとどこのキャンプ場も混雑してきます。

必然的にサイトも混み合い、テントを立てるのに充分なスペースを確保することが難しくなってしまうことがあります。

そうなると、テントは立てることができてもロープを張るスペースが確保できないことがあります。

場合によっては、ロープを張ったときに隣のサイトに入ってしまったり相手のロープと交差したりすることがあります。

そのような場合は、勝手にロープを張るのではなく必ず隣の方に声をかけましょう。

勝手にロープを張ってしまうと、隣の人が気付かずにロープに引っかかってしまいけがをしたりテントやタープが倒壊してしまうリスクとなります。

隣のサイトへロープを張らないといけない場合は、張ってもよいか許可をとるのと同時に

どこへ張るか説明を合わせてしておきましょう。

自分がくつろぐためにも、周囲に迷惑をかけないためにもテントを立てる向きやロープを張る位置には注意しましょう。

・車が通る道の近くではないか

キャンプ場によっては、サイト内へ車両の乗り入れが許可されている場所もあります。

その中でも、フリーサイトでなおかつ車両の乗り入れが可能なオートキャンプ場は

キャンプ道具の搬入が非常に楽なためおすすめであり人気も非常に高くなります。

しかし、キャンプ場の中に車が走るということは、それだけ危険な場所が増えるということです。

しかも、車の移動は日中だけではなく、夜間も動きます。

テントサイトには街灯は設置されていないため、車のヘッドライトのみが頼りになります。

つまり、ドライバーからは、ヘッドライトに照らされている範囲以外は見えないということです。

夜間に車が来ているときに道路に出ると、車側からすると急に飛び出してきたように見えるため大変危険です。

また、車のヘッドライトがサイトに入ってくるため夜間は非常にまぶしくなります。

夜間の車の移動に制限をかけているサイトも多いですが、正直それが守られているキャンプ場が少ないのも現状です。

キャンプ場内に道が整備されているキャンプ場もありますが、テントを張る場所には

道がないことが多いです。

車が走る場所はある程度決まっていて、車の走った後があればそこを走りますが、

基本的に車を止めておく場所はフリーサイトでは自由となります。

車の走る場所を考えてテントを張らないと、車の通行の妨げとなったり車がペグや道具を

踏んでしまう可能性もあります。

せっかくの道具が壊れてしまうことを防ぐためにも、車の走る道には充分注意しましょう。

・キャンプ場の施設(炊事場、トイレ等)

テントを張る際に確認しておきたいのが、周辺施設へのアクセスです。

特にトイレは常に使うものなので場所を確認しておきましょう。

また、夜間になると視界が悪くなりトイレまでの道や

帰り道がわからなくなってしまうことがあります。

必ず明るいうちに周辺施設へは一度直接足を運んで道の確認をしておきましょう。

また、水汲み場や炊事場、洗い場も確認しておきましょう。

キャンプ場によっては火気の使用を炊事場だけに限定している場合もありますので、

キャンプ場の規則をしっかりと確認しましょう。

炊事場は、風雨がさえぎられる形になっているので、安定した火力が必要な調理をする場合や風が強い日なのは積極的に利用したほうが調理に失敗する確率は減らせますよ!

洗い場は、水栓の確認をしましょう。キャンプ場によっては、利用料を払わないと水が使えない場合があります。

蛇口にノブがついていない場合は水の試用が有料の可能性があります

使いたいときにがっかりしなくて済むように受付の際に

水の使い方はしっかりと確認をしておきましょう。

以上が設営編になります。

この記事を読んだあなたはもう完璧にサイトを作り上げることが出来るはずです!

不明な点はぜひコメント等で教えてください!

できる限りお答えしたいと思います!

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